イメージとコミュニケーション能力の関係

コミュニケーションで大切なことは、
相手に適切なイメージをしてもらうことです。

例えば、人は何かを認識する際、
まずは、脳がその内容をイメージします。

この場合のイメージとは、音や声、ビジュアル・身体で感じる
というこどを含んでいます。

共通しているのは、

1、必ず脳を使っている
2、音や声、ビジュアル・身体の感覚は誰もが持っていて使っている

ということです。

ですので、コミュニケーション相手のあなたが、
より適切に相手へメッセージを伝えたい、相手を理解したいと思うなら、
相手がイメージを描きやすい関わり方やコミュニケーションを取ります。

この時に意識したいのは、相手がビジュアルでイメージを描けるかどうかです。
言葉を投げかけたあとに相手がスムーズにイメージにひたれるように、
明確な質問をしたり、あえて、考えずにいられない状態をつくります。

その為に使えるNLP心理学や交流分析の手法をご紹介します。
特にNLP心理学では、メタモデル、VAKモデル、ミルトン・モデル、メタプログラムなど、
コミュニケーションに役立つスキルをたくさん教わることができます。

例えば、

メタモデルというNLP心理学のスキルを使うと、
 詳細かつ具体的にものごとを考え始めます。
(考えるということはイメージもしています)

VAKモデルでは、相手がイメージをしやすい脳の使い方を学びます。

 
相手が得意と感覚が、音や声、ビジュアル・身体の感覚のどれかが見えてきますので、
それに合わせてコミュニケーションが取りやすくなります。それは、相手にイメージを
描いてもらうことにつながります。

このようにイメージを描いてもらうような関わり方は、
相手の中に印象を強く残します。つまり、意識してもらいやすくなる、
理解してもらいやすくなる、興味を持ってもらいやすくなるという効果があります。

是非、イメージしやすいコミュニケーションのとり方として、
NLP心理学のメタモデルやVAKモデルなどをご活用下さい。

人の気持ちを生み出すペーシング

人の気持ちを生み出すコミュニケーション

もし、目の前の人の気持ちを生み出すことが出来たとしたらいかがですか?
とても大柄に聞こえる方もいらっしゃるかもしtれません。

しかしご安心下さい。
ここでお話しようとしているのは、目の前のあなたにたいする感情や
気持ちをいい状態になってもらおうというお話です。

NLPや交流分析など素晴らしいスキルが世の中にはございます。
例えば、NLP心理学で学ぶ「ペーシング」です。

NLPのペーシングは、コミュニケーションにおいて、
相手との信頼関係をきずくために活用すると教わります。

目的は、相手との信頼関係です。
しかし、本当の意味でNLP心理学のペーシングを使iい、結果を出すためには、
別の角度から考えることが必要があります。

それは、コミュニケーションをとっている相手の気持ちへフォーカスすることです。
具体的には、NLP心理学のペーシングを紐解くと分かります。

そもそも、どうしてペーシングは信頼関係をきずく際に有効なのか?
と考えてみましょう。

実は、人は自分に似た人に対して、親近感・好感・安心感を持ちます。
その前提として、まだ打ち解けていない相手や初対面の相手に対して、
無意識に警戒心や不安を持っています。

ですので、NLP心理学のペーシングを使い、
相手に合わせて、あなたが調和していくことで、無意識に相手は故う思います。

「好感がもてる」「いい人そう」「信頼できる」「安心できる人」
「話しやすい人」「気のおける人」「もと知りたい」
など。

気持ちを生み出すとはこういうことです。
私たちは、自分の関わり方を通して、相手の中に上記のような
気持ちを生み出すことも、逆に警戒心や不安を生み出すこともできます。

それを踏まえた上で、あなた自身が、
相手に喜んで頂きたい、
まずは安心していただきたいなどの

気持ちや姿勢を持ってNLP心理学のペーシングを使うと、
今までよりも効果的に、ペーシングを使い、人間関係を育むことができます。

何のためのスキルなのか?
どんな気持ちを生み出したいのか?

まずは、それがありきです。

与えることで得られる人間関係のストローク

与えることで得られる人間関係のストローク。

交流分析を学んでいくと、ストロークについて教わります。
ストロークとは、人間が生きる上で必要な心の栄養です。

ここでは、交流分析のストロークをNLPのものの見方を使い紐解きます。

まずは、ストロークについてご紹介します。

ストロークはプラスのストロークとマイナスのストロークがあります。
どちらも、心の栄養です。
人は生きていく上で、心の栄養が不可欠です。
心の栄養は自分でも作れますが、人との関わりで得ることが多く、強いです。

NLPでは、自己重要感と呼びます。
「人は自分の存在を認められたい」
「人は自分の存在をや人に認められたい」

という欲求を強く持っています。

交流分析のストロークやNLPの自己重要感は人間関係に大きく影響します。
それは、自己重要感の満たし方にあります。

無意識に自分の自己重要感を満たすために、人がやりがちな行動があります。
例えば、自分で自己承認するために、何をしていますか?ということです。

マイナスのストロークとは、マイナスのアプローチによる自己承認を得ることです。
自分を大きく見せたり、他人を下にした言動を取ったり、様々なものです。

多くの場合、このように自己重要感を満たしても、心が荒んでいきます。
ですので、プラスのアプローチで自己重要感を満たすのが健全です。

交流分析の人生脚本、NLPのビリーフが言動に影響を与えています。
人生脚本やビリーフを書き換えることで、マイナスのアプローチを変えることができます。
もちろん、意識的に変えられる人も多々存在しています。

では、もっとも自己重要感を満たすものは何でしょうか?
「他者からの承認です」

例えば、あなたなら、誰かの自己重要感を満たすために何をしますか?

一番は、「みとめ、ねぎらい、ほめる」です。
交流分析のストローク、NLPの自己重要感は、「みとめ、ねぎらい、ほめる」で満たします。
この時に、NLPのものの見方を使います。

NLPには、ニューロ・ロジカル・レベルがあります。
重要なことは、人の自我に一番影響を与えているのは、自己認識です。
つまり、「みとめ、ねぎらい、ほめる」というのは、相手の能力や行動ではなく、
存在そのものに向けることが大事です。

人の自己重要感を満たす人は、その行為で自分も満たされます。
そして、そういう人には、関わる人からの「みとめ、ねぎらい、ほめる」が待っています。
与えることで得られるというのは、そういう意味があります。

人生の脚本を書き換えて、人間関係を変える

「人は無意識にシナリオを描いて生きている」

脚本分析をNLPで読みといてみる。

交流分析を学んでいくと、脚本分析を教わります。
脚本分析からは、人が無意識に子供の頃に描いていたシナリオにそって生きている。
肯定的なシナリオ、否定的なシナリオが存在している。
ということを教わります。

はじめて知った方は、びっくりします。
意識的に選択してきた自分の人生は、実はシナリオ通りだったと知る。
にわかに信じられないものです。

では、交流分析に脚本分析。ここからは人生脚本と言い換えます。
人生脚本をNLPのものの見方で紐解いていきましょう。

NLPでは、ビリーフについて学びます。
小さい時の体験・経験で、ビリーフが作られます。
作られたビリーフを元に、その後の人生をの体験・経験で、ビリーフは変化します。
ビリーフの変化とは、強化・書き換えなどです。

例えば、

・子供の頃に知らずに、電気ストーブに触ってやけどしたとします。
 すると、ストーブは熱い、危ないというビリーフが作られます。

・小学校の時に、音楽の授業で一人づつの発表会があったとします。
 その時に、緊張で上手く行かずに失敗したとします。
 ここで、自分は人前では緊張する。人前は苦手というビリーフができます。

NLPのビリーフを考えるとき、今の2つの例には一つ足りないものがあります。
体験した後の判断・評価・解釈です。
ストーブが熱い、人前が苦手というのは、最終的に自分が下して受け入れた評価です。

人は、ビリーフにもとづいて思考・判断・行動します。
交流分析の人生脚本は、小さい時に描いたもの、受けた影響、培われたビリーフが。
影響しています。そして、それらを軸に思考・判断・行動します。

もしも、ビリーフを変えたいなら、NLPは以下のように教えてくれます。

・ビリーフを変化させる必要を知ることから始まります。
・ビリーフを変化させる柔軟性が大事です。

それが、NLPを使って、交流分析の人生脚本を書き換える時に必要です。

それがあれば、無意識のシナリオ通り動いて、上手くいかないときに変化できます。
否定的なビリーフが原因で上手くいかないのなら、変化が必要です。

古いシナリオを新しいシナリオに意図的に書き換えるのは自分です。
その時の肝になるのがビリーフです。
NLPでは、ビリーフチェンジプログラムを始めとして、様々な方法が存在しています。

お伝えしたいのは、交流分析の人生脚本は変えることができるということです。
人間関係においても同じです。
脚本の中に描かれている人間関係のシナリオを変えることができます。

人間関係に関するビリーフを書き換えましょう。

感情を整えて、人間関係のゲームをやめる

ゲーム分析をNLPで読みといてみる。

交流分析を学んでいくと、ゲーム分析を教わります。
人間関係をこじらせていく無意識の進行をゲームと呼びます。
無意識に何度も同じ事を繰り返すパターンを持っているケースがあります。

交流分析で学ぶ人間関係のゲームをやめることで、人生は変化します。
「コミュニケーションの質が、人世の質を左右する」
「コミュニケーションの質が、人生の質を作り出す」

という言葉があります。(アンソニー・ロビンスの言葉です)

この言葉から、人間関係が人生の充実・豊かさ・転機・チャンス
なそを運んでくると考えることができます。

すると、無意識に行なっている人間関係のゲームを辞める必要があります。
ゲームを続けることが、望んでいる人間関係・人生の豊かさを止めています。

NLPには、「あなたの成果を止めているものはなんですか?」という質問があります。

この言葉を交流分析のゲームに置き換えて、質問を作ります。
「あなたの人間関係の豊かさを、止めているものはなんですか?」

実は、NLPのものの見方で紐解くと、次の可能性を考えられます。

1、肯定的意図を別の形で満たす。
 ・無意識のゲームで満たしている何かしらの肯定的な意図があります。
  NLPでは、肯定的意図を別の情動を満たしてします。
  それを行動変容と呼ぶことができます。

2、心の中の葛藤(未完了の問題)
 ・未完了の問題が、無意識に葛藤を生み、感情に波を立てていることがあります。
  何だかの未完了の問題が人間関係に出ている可能性があります。

  感情の波や心の葛藤をクリアしない限り、無意識の行動を変えるのが難しいです。
  NLPでは、葛藤の解消をするために、未完了を完了させるワークがあります。
  あるいは、未完了の問題を特定することで、完了させるための行動を取ることができます。
 

他にも、交流分析で学ぶゲームをやめるために、NLPを使うことができます。

・パートの成長を促す
・ビリーフを書き換える
・コミュニケーションスキルを身につける

なども、NLPのものの見方で紐解くと、見えてくるものがあります。
お伝えしたいのは、ゲームを辞めることで、豊かになる人間関係の可能性です。

好きでなかった自分を好きになるきっかけにすることができます。
感情的に安定しない状態から、感情的な安定を見出すことができます。