交流分析・・・ストローク実践

以前、ストロークの種類には身体的なものと精神的なものがあり、さらにそのそれぞれにプラスの要素のものとマイナスの要素のものがあると説明いたしました。
ですが、ストロークの種類はそれで全てではありません。
ひとつ、説明していない系統の種類があるのです。
それが、条件付きのストロークと無条件のストロークです。
これについては、実践を踏まえて説明したいと思います。

例えば、何かについて人を叱るとき。
叱るときには何故いけないのかを分かりやすく説明しなければいけません。
ただ「駄目だ!」と怒鳴りちらしているだけでは、感情的になって相手そのものを否定することになってしまいます。
「~だから駄目なんだ」と理由を挙げて叱る。
これが条件付きのストロークです。

次に、例えば人を褒めるとき。
叱るときには理由をつけるのに対して、褒めるときには理由を付けない方が効果的とされています。
「~だから偉い!」と理由を述べたてるよりも、「すごいね!」と相手の全てを褒めてあげるべきだということです。
これが無条件のストローク。

条件付きストロークと無条件のストロークは、以上のような使い分けが必要です。
これらに加えて、プラス要素のストロークを使いこなし、相手とストロークのやりとりを行うことが理想の人間関係です。
なるべく良いストロークのやりとりをするためにも、交流分析やNLPはどんどん実践していってください。
家庭や友人関係でももちろんストロークは必須ですし、仕事においてもNLPビジネスコンサルティングが各種企業で取り入れられているあたり、ストロークの重要性はもはやお分かりのことでしょう。

交流分析・・・ストローク・その2

交流分析的に言うと、ストロークとは「存在認知の刺激の一単位」です。
存在認知についてはすでにご説明したとおりですが、刺激とはいったいどういうことでしょうか。
ストロークにはプラスの要素のものとマイナスの要素のものがあり、もちろん他者から受け取るなら誰でもプラス要素のストロークを好みます。
では、マイナスのストロークを受けるのと、ストロークを全く受けないのとではどうでしょう。
ここが、交流分析においての問題となります。
この場合、人間はマイナス要素でもいいのでストロークを受ける方を選びます。
つまり、周囲の人間から無視され続けるよりも、蔑まれる方を好むのです。
それは何故か。
理由は簡単、人間は心に刺激を求めているからです。
人間は良いことをすれば心に刺激を感じます。逆に悪いことをしても刺激を感じます。それらはどんな人間にとってもある種の快感となります。
行為の善悪に限らず、心は刺激を欲していると交流分析では考えられるのです。
ストロークも同じ。
ストロークの種類がプラスにしろマイナスにしろ、何かを受けたならば心に刺激を得るのです。
しかしストロークがなければ刺激もないまま。つまり、心は満たされないまま。
ストロークのひとつひとつを刺激の1単位として数えられるのはこういった理論によります。
以上が交流分析におけるストロークについて。
それでも、やはり自分が受けるストロークはマイナスではない方がいいですよね。
もちろん、ストロークが全くない生活もきっと耐えられないことでしょう。
人間どうしのよりよい交流にはNLPコミュニティが最適です。
交流分析をためしつつ、NLPセミナーも受け、充実した生活を送りたいものですね。

交流分析・・・ストローク

ストロークとは交流分析の用語のひとつで、相手の存在を認めて起こす行動の全てを指します。
交流分析界の業界的に言うと「存在認知の刺激の一単位」とも。
刺激とはいったいどういうことなのか、それについては後ほど改めて説明することにして、まずはストロークの種類を説明いたします。
ストロークには身体的なものと精神的なものがあり、それぞれにプラスの作用をもたらすものとマイナスの作用をもたらすものがあります。
以下はそれぞれの例です。

【身体的&プラスの作用】
頭を撫でる、抱きつく、握手をする 等

【精神的&プラスの作用】
褒める、笑いかける、挨拶する 等

【身体的&マイナスの作用】
殴る、蹴る、叩く 等

【精神的&マイナスの作用】
怒鳴る、睨む 等

これらのストロークは人間社会にあってはならないものです。
誰からも相手にされず、誰とも交流しないという生き方はできるものではありません。
周囲の全ての人間からひたすら無視されていては、自分が存在している意味がないとさえ思えて来ます。
しかし、上記のようなストロークを与えてもらえば、それがたとえマイナスに作用するものだとしても、その人は自分の存在を認めてくれていることになるのです。
人間は栄養をとらないと生きていけません。酸素がないと生きていけません。
それと同じように、ストロークがないと生きていけないというのが、交流分析においての概念となっています。
理想をいえば、与えられるストロークがプラスに作用するものであってほしいものですね。
そのために社会では交流分析やNLP資格が注目されているのですし、私もこうして交流分析やNLPセラピーをお勧めしているのですが。