交流分析・・・エゴグラム
交流分析では、人間には誰でも5つのキャラクターがあるとされています。
5つのキャラクターとは、以前に説明した交流分析に重要なPACモデルによるものですが、もう一度簡単にまとめてみます。
【CP】・・・規範的かつ正義的な親
【NP】・・・優しく保護的な親
【A】・・・冷静で客観的な大人
【FC】・・・自由奔放で想像力のある子供
【AC】・・・協調性がありおとなしい子供
コアトランスフォーメーションなどNLPのように、交流分析でも以上5つのバランスを表したエゴグラムが使用されます。
エゴグラムから見られるのは10のタイプ。それらそれぞれがその人の行動パターンや性格の特徴を表しています。
タイプはそれぞれ以下のとおりです。
1・円満タイプ
思いやりがあって優しいことが分かります。周囲の人たちとよりよい人間関係を築くには理想的なタイプです。
2・合理的タイプ
「1」と近似のタイプですが、あちらが暖かみのあるのに対し、こちらは冷静であることが重視できます。
日本において理想的なのは「1」ですが、欧米ではこちらが理想的と言われています。
3・自己犠牲タイプ
他人に対しては優しいのですが、他人の気持ちを察することに気を遣いすぎてストレスとなってしまう危険性があります。
4・自己主張タイプ
「3」とは正反対の、自分にも他人にも厳しいタイプ。責任感が強くリーダーシップがある半面、対人関係でトラブルが起こりやすい面もあります。そんな人にお勧めなのが第3世代nlp。
5・葛藤タイプ
自分に厳しく、他人にも厳しく、後悔したり自分を責めることも多々ある、ストレスを抱え込みやすいタイプです。
6・癇癪タイプ
自他を否定しがちな余裕のないタイプです。
7・苦悩タイプ
完璧主義の人に多いタイプです。理想と現実の違いをなかなか認められず、それゆえ悩みを抱え込み、うつ病にもかかりやすいとされています。
8・明朗タイプ
ストレスのたまりにくいタイプで、明るい人が多いです。ただし、ワガママになりすぎないよう注意が必要。
9・ワンマンタイプ
責任感はあるのですが、融通が利かない頑固なタイプです。怒りやすくかつ反発もされやすいので、ストレスに注意が必要です。
10・人頼みタイプ
他人への気遣いはできますが、リーダーシップは薄く面倒見も苦手です。なかなか自信を持てず、悩みも多いタイプです。