交流分析・・・ストローク

ストロークとは交流分析の用語のひとつで、相手の存在を認めて起こす行動の全てを指します。
交流分析界の業界的に言うと「存在認知の刺激の一単位」とも。
刺激とはいったいどういうことなのか、それについては後ほど改めて説明することにして、まずはストロークの種類を説明いたします。
ストロークには身体的なものと精神的なものがあり、それぞれにプラスの作用をもたらすものとマイナスの作用をもたらすものがあります。
以下はそれぞれの例です。

【身体的&プラスの作用】
頭を撫でる、抱きつく、握手をする 等

【精神的&プラスの作用】
褒める、笑いかける、挨拶する 等

【身体的&マイナスの作用】
殴る、蹴る、叩く 等

【精神的&マイナスの作用】
怒鳴る、睨む 等

これらのストロークは人間社会にあってはならないものです。
誰からも相手にされず、誰とも交流しないという生き方はできるものではありません。
周囲の全ての人間からひたすら無視されていては、自分が存在している意味がないとさえ思えて来ます。
しかし、上記のようなストロークを与えてもらえば、それがたとえマイナスに作用するものだとしても、その人は自分の存在を認めてくれていることになるのです。
人間は栄養をとらないと生きていけません。酸素がないと生きていけません。
それと同じように、ストロークがないと生きていけないというのが、交流分析においての概念となっています。
理想をいえば、与えられるストロークがプラスに作用するものであってほしいものですね。
そのために社会では交流分析やNLP資格が注目されているのですし、私もこうして交流分析やNLPセラピーをお勧めしているのですが。