交流分析・・・ストローク・その2
交流分析的に言うと、ストロークとは「存在認知の刺激の一単位」です。
存在認知についてはすでにご説明したとおりですが、刺激とはいったいどういうことでしょうか。
ストロークにはプラスの要素のものとマイナスの要素のものがあり、もちろん他者から受け取るなら誰でもプラス要素のストロークを好みます。
では、マイナスのストロークを受けるのと、ストロークを全く受けないのとではどうでしょう。
ここが、交流分析においての問題となります。
この場合、人間はマイナス要素でもいいのでストロークを受ける方を選びます。
つまり、周囲の人間から無視され続けるよりも、蔑まれる方を好むのです。
それは何故か。
理由は簡単、人間は心に刺激を求めているからです。
人間は良いことをすれば心に刺激を感じます。逆に悪いことをしても刺激を感じます。それらはどんな人間にとってもある種の快感となります。
行為の善悪に限らず、心は刺激を欲していると交流分析では考えられるのです。
ストロークも同じ。
ストロークの種類がプラスにしろマイナスにしろ、何かを受けたならば心に刺激を得るのです。
しかしストロークがなければ刺激もないまま。つまり、心は満たされないまま。
ストロークのひとつひとつを刺激の1単位として数えられるのはこういった理論によります。
以上が交流分析におけるストロークについて。
それでも、やはり自分が受けるストロークはマイナスではない方がいいですよね。
もちろん、ストロークが全くない生活もきっと耐えられないことでしょう。
人間どうしのよりよい交流にはNLPコミュニティが最適です。
交流分析をためしつつ、NLPセミナーも受け、充実した生活を送りたいものですね。