交流分析・・・ストローク実践
以前、ストロークの種類には身体的なものと精神的なものがあり、さらにそのそれぞれにプラスの要素のものとマイナスの要素のものがあると説明いたしました。
ですが、ストロークの種類はそれで全てではありません。
ひとつ、説明していない系統の種類があるのです。
それが、条件付きのストロークと無条件のストロークです。
これについては、実践を踏まえて説明したいと思います。
例えば、何かについて人を叱るとき。
叱るときには何故いけないのかを分かりやすく説明しなければいけません。
ただ「駄目だ!」と怒鳴りちらしているだけでは、感情的になって相手そのものを否定することになってしまいます。
「~だから駄目なんだ」と理由を挙げて叱る。
これが条件付きのストロークです。
次に、例えば人を褒めるとき。
叱るときには理由をつけるのに対して、褒めるときには理由を付けない方が効果的とされています。
「~だから偉い!」と理由を述べたてるよりも、「すごいね!」と相手の全てを褒めてあげるべきだということです。
これが無条件のストローク。
条件付きストロークと無条件のストロークは、以上のような使い分けが必要です。
これらに加えて、プラス要素のストロークを使いこなし、相手とストロークのやりとりを行うことが理想の人間関係です。
なるべく良いストロークのやりとりをするためにも、交流分析やNLPはどんどん実践していってください。
家庭や友人関係でももちろんストロークは必須ですし、仕事においてもNLPビジネスコンサルティングが各種企業で取り入れられているあたり、ストロークの重要性はもはやお分かりのことでしょう。